全世界株式インデックスファンド、通称「オールカントリー(オルカン)」は、個人投資家に人気のファンドです。この記事では、全世界株式に投資する「オルカン」の魅力、メリット・デメリット、投資戦略について解説していきます。
この記事の信憑性
私たち「なみりま」は、カップルで節約と投資を実践し、現在2人で資産4,000万円を達成し、5,000万円の資産形成を目指しています。
なみはエンタメ業界で働く26歳で、読書と倹約が得意。アルバイト時代からコツコツとつみたてNISAやiDeCoを活用し、資産1,000万円を突破しました。りまは31歳、前職の税務知識や現職の経営コンサルタントとしての数値管理能力を活かし、資産3,000万円を築いています。
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1. オルカンとは何か?
オルカンは、全世界株式に投資できるファンドであり、MSCI ACWI(All Country World Index)をベンチマークにしています。この指数は、全世界の先進国23カ国と新興国24カ国の大型・中型株約2,900銘柄をカバーしており、株式市場の時価総額の約85%を反映しています。オルカンは、これらの企業に分散投資することで、全世界の株式市場に幅広くアクセスできる点が特徴です。
2. オルカンのメリット
2.1 分散投資が簡単にできる
オルカンは、先進国から新興国まで広くカバーしているため、地域的なリスク分散が自動的に行えます。これにより、特定の国や地域の経済危機に左右されるリスクが減り、安定した成長が期待できます。
2.2 自動的に最適化されたポートフォリオ
オルカンは、時価総額加重型のインデックスファンドであるため、株価が上昇し時価総額が大きくなる企業の比重が自然に増えます。これにより、時価総額の大きい企業、すなわち市場で注目される企業に多く投資することができ、リスクとリターンのバランスが取れたポートフォリオを維持できます。
2.3 リバランスの手間がかからない
一般的に複数の地域や資産に投資する場合、定期的なリバランスが必要です。しかし、オルカンではこれが自動的に行われるため、投資家がリバランスを考慮する必要がありません。これは、特に初心者にとって大きなメリットです。
2.4 低コストで運用可能
オルカンは低コストで運用できる点も魅力です。日本で販売されている代表的なファンドである「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の信託報酬は、他のアクティブファンドに比べて非常に低く、コストパフォーマンスが高いです。長期投資をする上で、手数料の低さはリターンに大きく影響します。
2.5 世界経済全体の成長に期待できる
オルカンは、先進国と新興国の株式市場に投資することで、世界経済全体の成長に投資することができます。世界経済は長期的に見て拡大しており、特に新興国市場は今後さらに成長する余地があります。オルカンは、この成長を享受できる可能性を持っています。
3. オルカンのデメリット
3.1 小型株が含まれない
オルカンは、時価総額上位の大型・中型株を中心に投資しているため、株式市場全体を網羅しているわけではありません。時価総額が小さい小型株は含まれていませんが、小型株は成長性が高い場合も多く、リターンの取りこぼしがある可能性があります。
3.2 フロンティア市場が対象外
オルカンは、新興国市場をカバーしているものの、フロンティア市場(発展途上国)は投資対象外です。フロンティア市場はリスクが高い反面、高い成長性を持つ場合もあるため、リスクを取って大きなリターンを狙いたい投資家にとっては物足りないかもしれません。
3.3 為替リスクがある
オルカンは世界中の株式に投資しているため、各国の通貨で投資されています。これにより、為替レートの変動がリターンに影響を与える可能性があります。特に日本円で投資している場合、円高になると外国株の価値が減少し、リターンが圧縮されることがあります。
3.4 期待リターンがやや低い
オルカンはリスクを抑えるために、非常に分散されたポートフォリオを持っていますが、これにより高いリターンを期待しにくい点があります。特定の市場や国に集中投資することで、高いリターンを狙いたい投資家には、オルカンは保守的に映るかもしれません。
4. オルカンの投資戦略
4.1 長期投資に適している
オルカンは、全世界に分散投資しながら、経済成長を享受できるため、特に長期投資に適しています。市場の短期的な変動に左右されることなく、経済全体の成長を見越して投資を続けることが大切です。
4.2 ドルコスト平均法の活用
オルカンのようなインデックスファンドに投資する際は、ドルコスト平均法(一定額を定期的に投資する方法)を活用することが推奨されます。これにより、価格変動のリスクを分散しながら、長期的に安定した成績を狙うことができます。
4.3 リバランス不要のシンプル戦略
オルカンは地域別や銘柄ごとに自動的にリバランスが行われるため、他の資産クラス(例:債券、コモディティ)と組み合わせない限り、リバランスの手間がかかりません。シンプルな投資戦略として、オルカン一本で投資を続ける方法も効果的です。
4.4 債券との併用
株式100%ではリスクが高すぎると感じる投資家には、債券をポートフォリオに加えるのも有効です。特にリタイアが近づいている場合や、資産を守りながら運用したい場合は、株式と債券を組み合わせることで、リスクとリターンのバランスを調整することができます。
5. まとめ
オルカンは、全世界の大型・中型株に投資することで、分散投資が自動的に行える魅力的なファンドです。特に初心者にとっては、分散投資を簡単に実現でき、リバランスの手間も省けるため、非常に使いやすい投資商品です。
一方で、小型株やフロンティア市場が含まれていないため、高リスク高リターンを狙いたい人には物足りない点もあります。しかし、世界経済全体に投資するという戦略は、長期的な安定成長を狙う上で非常に効果的です。
長期投資に適しており、コストが低い点もメリットです。オルカンを軸にして、個々のリスク許容度に応じて他の資産クラスと組み合わせることで、リスクをコントロールしつつ資産を増やしていくことができます。
さいごに
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